ども。
ウバかず(@UberSaitama)です!
埼玉西部のド僻地でウーバーイーツの配達をしています。
基本、超まったりな配達パートナーです。
ドアダッシュがウォルト買収へ!
米国フードデリバリー業態最大手の「ドアダッシュ」が、フィンランド発祥の同業である「Wolt」を運営している「ウォルト・エンタープライゼズ」を約70億ユーロ(約9,200億円)相当の株式交換方式で買収するコトを発表しました。
この発表に伴い、「ドアダッシュ」の株価は時間外取引で一時、12%上昇。
「Wolt」の買収手続き完了は、2022年上期の見込みで、「Wolt」のミキCEOが「ドアダッシュ・インターナショナル」を統括し、ドアダッシュの創業者であるトニーCEOの直属となる見込み(つまり国際部門は「Wolt」が統括すると言う形に)。
「Wolt」は2015年にサービスを開始。
現在、日本を含め23カ国で事業を展開している。
日本には2020年3月に広島に上陸。
その後、徐々にエリアを広げ、2020年10月には東京でのサービスを開始。
一方の「ドアダッシュ」は、米国最大手であり、IPOも成功を収めている企業。
ソフトバンク系の「ソフトバンクビジョンファンド」の資本も入っていたりします。
で、日本には2021年6月に仙台に上陸したばかりですが、この秋には埼玉県に進出して関東圏でのサービスもスタートしています。
日本では最後発組のフードデリバリー企業で、まだまだ知名度的には低いのかも知れませんね。
まだ最大の人口を抱えている東京でのサービスも、大阪や名古屋でのサービスも始まっていない状態ですし。
まぁ、「ドアダッシュ」はまだまだ米国以外での展開はこれから…と言う感じなので、既に23ヶ国での事業を展開している「Wolt」は魅力的に見えたのかも知れませんね(と言うか、日本以外だと基盤が重なっていないと言うのも大きいのでしょう)。
ドアダッシュの決算は、好調を維持
「ドアダッシュ」の2022年度第3四半期(7~9月期)の決算は、12億8,000万ドル(約1,450億円)、注文総数は3億4,700万件で前年同期比47%増と絶好調。
ただEBIDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は、8,600万ドルで、純損益は1億100万ドルの赤字で、前年同期の4,300万ドルからは拡大した状態ではありますが。
さらに第4四半期もこの好調さを維持すると見込んでいる。
コロナ禍での影響もあったのでしょうが、中核利益の合計が2022年には最大で5億ドルになるとの見通しを示しました。
当面、両ブランドは維持…
「ドアダッシュ」による買収が完了しても、ブランドは併用するとのコトなので、当面、「Wolt」のブランドがなくなると言う話ではないみたいです。
2020年に「Uber」が米国の「ポストメイツ」を。
2021年には「ジャスト・イート・テイクアウェー・ドットコム」が米国の「グラブハブ」の買収を完了したほか、「Delivery Hero」と「Woowa Brothers」がアジア太平洋地域での戦略的パートナーシップを提携したコトから、日本では「foodpanda」に「FOODNECO」事業が統合されるなど、再編も活発になっている感じ。
フードデリバリー業態は、資本勝負な部分も大きいので、これからもこうした動きはもっと考えられるのかな?と言う感じ。
ただ日本企業は蚊帳の外なのは、残念な所ですけれどもね。
で、これを踏まえて、日本での動きがどうなるのか…
それが気になる所。
「ドアダッシュ」も「Wolt」も共に進出している国で、さらに言えば、まだエリアの拡大を続けている最中ですしね。
どちらかにエリアの片寄せが行われたりするのかな…?
そうなると、東京では既に「Wolt」がサービスをスタートしているので、「ドアダッシュ」の展開はナイと言う形になるけれど、そもそも「Wolt」に片寄せ…と言うのもあり得るのかも…ですかね。
まだ日本での展開は、大きくシェアを取れている訳じゃないので、これから一気に巻き返して来るのかどうか、気になる感じではありますね。
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