スキマバイトが止められない?は自己責任なのかを考える

Column
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Uber Eatsとタイミーを併用して就業しているが…

ヤフーに「東洋経済」の『スキマバイトをやめられない52歳男性の窮状』と言う記事が掲載されていたので、読んでみた。

要約すると、

  1. 元々はウーバーイーツで配達パートナーをしていた
  2. 配達報酬体系の変更で、報酬額が減り、スキマバイトのタイミーと掛け持ちを始めた
  3. 配達の帰路で転倒しケガをした
  4. タイミーで申し込んでいたバイトをケガのため休業したり…でペナルティポイントが積算
  5. 2週間の使用禁止になった

と言うもので、なかなか生活が苦しいままだと言う話。

この記事の中で、タイミーの仕組みにも不満を持っているとの記載があった。

それは企業側からの一方的なドタキャンがあり、1年間で10回程度のキャンセルがあったりしたとのコト。
さらに募集された時間よりも早上がりし、記載された労働時間よりも早上がりになったが故に、報酬額が減ってしまったと言うコトも不満だと。

フードデリバリーとスキマバイト。
どこにお住まいなのかは分からないし、どれぐらいの割合で、フードデリバリーをされているのかは分からないけれど、家賃が40,000円と言う記載があるので、少なくとも都心部ではないんでしょうね(いや、郊外だって東京近郊であれば、かなりの郊外である可能性もあるけれど)。

で、それを踏まえての感想。

 

自分の稼ぎは自分で守る必要があるのに気づいていない?

アカウントは自ら守るのが鉄則

まずギグワーカーであっても、スポットワーカーであっても、自分のアカウントを守ると言うのは、非常に重要なコト。

ケガをしたと言うのは、仕方がない話。
だが、その後、そのケガを理由に「タイミー」の現場を休むことになったと言う形だが、ケガをした直後の現場は仕方がないとしても、

引っ越しとか、荷物搬入とか体を使う仕事に応募することが多いんですが、前日になって痛みがぶり返してしまって……。それ以外に風邪で休んだこともあったので

と言うのは、やはり自分のアカウントを守ると言う意識が低かったと言う感じなのかなぁ…と。

ケガが完治するまでは身体を使うような現場を避けなかったのは、ご自身の責任だろう…と、つい思ってしまいます。

企業への評価すらしっかり確認していないのか?

さらに早上がりでの給与カットについては、過去にその現場やその企業の案件に入った方からのコメントをよく読んでいけば、新規のクライアントでなければ、80%は避けられると思うが、それをしていないのかな?と。

逆に、そう言った現場に入る人がいるから、企業側は改善する気が出ない訳で。

「タイミー」にも企業側を評価する欄があるし、低評価の企業に人は集まらなくなるので、そこはしっかりと見るべきなのに、していないのだろうか…?と。

もししていないのであれば、もうご自身の対策が弱すぎて話にもならないなぁ…と(もちろん、企業側にも責はあるのでしょうが)。

企業は固定で働く人を探しているのが現状

で、さらに言えば、「Uber Eats」と「タイミー」を併用して就業していると言うが、まじめに「タイミー」の案件で就業していれば、固定バイトや正社員などのお誘いは来るように思う。

併用して就業していて、そこから抜け出したいと思っているのに、そうしたお誘いが来ないと言うのは、ご本人の就業態度などにも若干、癖があるのかな?と(もちろん、お誘いがあるかどうかは現場や業態にもよるのでしょうが)。

因みに、ボク自身、「タイミー」で何度か勤務した経験がありますが、実際に直バイトへのお誘いが来たコトはあります。

「タイミー」は企業側からしても助かるスキマバイトサービスですが、ぶっちゃけて言うと、危険な賭け。
どんな人が来るか分からないですからね。

それなれば、多少なりとも計算ができる人が来てくれた方が、プラスなのは間違いないですから、多少、良い人が見つかったなら、スカウトのオファーは来るように思うけれど、それすら来ていないのであれば、「単発バイトだし…」と言う気持ちが、どこかに出ていたのでは…?と言う気がしてならない。

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資金計画がないと抜け出せないのも、事実

ぶっちゃけて書くと、固定バイトやシフトの勤務の方が向いている方なんだろうなぁ…と。

こうした働き方があるのは、現代の救いだが、どうしても個人のコトは個人で完結させなければならず、企業側が守ってくれる訳じゃない。
逆に言えば、そう言う立ち位置だから、フリーでいられる時間がある訳で。

ギグワーカーやスポットワーカーだと、あまりコミュニケーション能力が高くなくても仕事ができるのですが、固定バイトやシフト勤務だとそう言う訳にもいかなくなるかとは思うけれど。

もちろん、「タイミー」などのプラットフォーム側にも改善の余地はあるのは事実。

だが、どこかの企業に属さずにギグワーカーやスポットワーカーであれば、アカウントの重要性は自らが必ず認識すべきだし、それを守るために第1に行動をするべき話。

そして資金計画がなさすぎ。
固定バイトに切り替えようにも、恐らく、その切り替える資金がないのでしょう。

「Uber Eats」は週払い。
「タイミー」は月払いだが、即時引出が可能。

固定バイトに切り替えるタイミングで、やはり収入でのタイムラグがあるから、その期間を凌げる資金は必要になる。

大体、2ヶ月。
ただ切り替えたタイミングでも併用して「Uber Eats」や「タイミー」などで現場に入っていれば、もっと少なくて済む。

この記事に出ている方の1ヶ月間で最低限必要な収入は、11万円だとのコト。

どのあたりで「Uber Eats」を行なっていらっしゃるのかは定かではないけれど、片寄してもたどり着ける金額だし、仮に住んでいる場所でその金額に達するのが難しければ、都心部に出稼ぎに出れば良いだけの話。

「タイミー」に寄せても、別に身体を使った現場がNGでもないみたいだから、達成できる金額だと思うのだが…

そうした計算ができないのかな…と。

なんか色々と突っ込みどころがあった記事。
だけれども、こうした現実ももちろん、あるだろうなぁ…と、ちょっと思ってしまった。

やはり追い込まれると余裕がなくなる。
そうなると負の循環しか働かなくなるのは事実ですからね。

 

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