スポットバイトルで参入!
アルバイト求人サービス大手の「バイトル」を運営している「dip」が、2024年10月1日から新たに、スポットワークサービスの「スポットバイトル」に参入しました。
先日、上場した「タイミー」が先発組として大きく伸びたスポットワーク市場。
さらに「メルカリ」なども参入しており、既に「バイトル」で知名度があると言えども、少し参入が遅れた形で、これからどこまで巻き返せるか…と言う感じではありますが、こうして切磋琢磨して市場が大きくなって行くと言うのは、間違いなくプラス。
ただどこまで市場としては広がるのだろう…と言う気はしますね。
スポットワークはあくまでも、スポットワークなので。
高評価で10%のボーナス付与!
今回、サービスがスタートする「スポットバイトル」の大きな特徴の1つは、勤務先から高評価を受けた際に、「Good Jobボーナス」が支給されると言う点。
勤務後に「Good」評価を受けた場合に、給与の10%が上乗せされて支払われると言うモノ。
給与が1割増えると言うのは、かなり大きいですね。
このボーナスの原資は、利用企業側が支払う手数料から支払いがなされるので、特に企業側に“ボーナス”分のプラス負担はない感じ(と言っても、元々、含まれている訳ですが)。
企業側からの手数料は30%。
そこでその手数料収入のうち、1/3をボーナスとしてユーザー側に支給すると言うスタイルで、これは大きな特徴になりそう。
逆に、ワーカーの仕事に満足できなかった場合は、企業側をフォローする仕組みも導入され、「Good」評価が出なかった場合は、ワーカー側への給与支給金額は変わらないが、企業側に10%分が返還されるとのコト。
さらに、「Good」評価を受けられなかったワーカーは、その勤務先には今後、応募できなくなるとのコト。
ここで気になるのは、恣意的に「Good」評価を出さない企業が出てくる可能性があると言う点ですが、この点は、企業側が「Good」評価をどのぐらい出しているのかを表示するコトで、ワーカー側に選択権が出ると言う感じ。
特徴あるサービスが出てくるのは大歓迎!
参入が遅かった分、逆に、特徴を設けたいと言うコトで、ボーナス制度ができた訳ですが、果たしてどこまで機能するのか…と言う気もする。
特に大人数の現場などだと、やはり企業側も1人1人、しっかりと見ていられない感じもありますからね。
仮に見切れなくて「Good」評価が付かなかった場合、その場所からの案件を受けられなくなると言うのは、デメリットですし。
そして何より、自らの利益の原資が目減りする形になるので、これから競争が激しくなった際に、どこまで対応できるのだろう…と言う感じはしてしまいますかね。
こうした人材派遣系の会社って、やっぱり薄利多売がモットーだと思うので。
でもワーカー側からすれば、ボーナスがあると言うのは、モチベーション以外の何物でもない。
しかも10%増ですから、大きいですよね。
企業側からしても、頑張ってくれる人が多く来る可能性が高い訳で、ハマれば大きく伸びそうな感じがしますよね。
そもそも全くの他業種からの参入と言う訳でもないから、ある程度のノウハウはある訳ですし、何よりも他社との差別化を図って特徴あるサービスが出てくるのは、歓迎したいところですね。
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