ども。
ウバかず(@UberSaitama)です!
埼玉西部のド僻地でウーバーイーツの配達をしています。
基本、超まったりな配達パートナーです。
圧倒的なシェアが却下理由
以前の記事で、「Uber」がドイツのデリバリーヒーローが展開しているフードデリバリー事業の「フードパンダ」の台湾での事業について、9億5,000万ドル(当時のレートで約1,490億円)で買収するコトを発表したニュースを取り上げました。
台湾でのフードデリバリー事業は、「Uber Eats」と「フードパンダ」が圧倒的2強状態なので、買収が完了すると、かなり圧倒的な勢力になりそうな感じでしたが、2024年12月25日、台湾の独占禁止法当局が、この買収計画を却下したコトを明らかにしました。
買収却下の理由は、もうそのままで、両社を合わせた市場シェアが90%を超えるためとのコト。
合併をすれば、競争を制限し、全体的な経済的恩恵と比較し、極めて大きな不利益をもたらす
としています。
まぁ、妥当な判断と言えるかな…と。
元々の計画では、2025年上半期末までに買収完了を目指していましたが、今回の発表で完全に買収計画はなくなった感じがしますね。
圧倒的1強は目指すべき場所
逆に言えば、圧倒的1強になるのに、どうして独占禁止法が適用外になると踏んだのだろう…と思えるレベル。
ただ逆に言えば、フードデリバリー業態各社が目指すのは、圧倒的1強なんですよね。
そうなるコトで、配達報酬もセーブできますし、利益も総取りが可能になりますからね。
もちろん、あまりにも報酬額をセーブすると、配達パートナーが不在になるし、利益重視になると注文者も減りますから、極端に変えると言う訳ではなく、単にバランス的に利益を重視するようになると言うレベルでしょうが。
でも、そうなるのは目に見えていますよね。
だって90%の圧倒的なシェアですから。
これが40%程度のシェアならば、まだ競合他社も力を持っている訳だし、反撃する力もある。
でも90%のシェアになってしまうと、もう競合他社が競合ですらなくなってしまう訳で、そんな買収提案をあっさりと認める訳にも行かないでしょう…と言う感じ。
しかも別にどちらも国産の会社ではないですしね。
やはり3社ぐらいの競合がベスト
事業者としては、1強がイイ。
でも消費者側からしても、配達パートナーからしても、3社ぐらいで競合するのが、1番ベストな感じがします。
日本の場合は、どうなのか。
既に、単年度では収益が出ている「Uber Eats」。
それに対して、なかなか業績が上がってこない「出前館」。
内容は異なると言えども、2強は健在。
問題は、その次。
「Door Dash」を吸収し、日本ではブランドとして残った「Wolt」。
そして「menu」。
この辺りがもう少し賑わっていかないと、やはりこの先、厳しいのかな?と言う印象。
ただフードデリバリー業態自体が、下降トレンドに入っている今、盛り返す術があるのかな?
確かに、日本ではフードデリバリー業態の余地は広いとは思うけれど、今の状態から多大な資本を入れて盛り返して行こうと思うのかな…?とは。
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