
ども。
ウバかず(@UberSaitama)です!
埼玉西部のド僻地でウーバーイーツの配達をしています。
基本、超まったりな配達パートナーです。
まずは札幌市内から開始!
フードデリバリーの「Wolt」が、2025年4月7日から札幌市内の一部の飲食店(約120店舗)で、販売価格を店頭価格と同一にするサービスをスタートさせました。
店舗での提供価格と同じ値段で宅配をすると言う試み。
今後、導入店舗を約500店舗にまで拡大させていく方針とのコト。
フードデリバリーの商品価格と言うのは、
- 商品本体価格
- 配達料
- サービス料
の3つから成り立っている感じですが、今回、改定が行われたのは、商品の本体価格の部分。
これまでは、この本体価格の部分に
・容器代
・加盟店からWolt側に支払う手数料
などが商品価格に上乗せされて販売がされてきたが、今回のサービスでは上乗せ分を店舗とWolt側が負担すると言う感じになります。
様々な価格が上昇する中で、価格の高さからフードデリバリーの利用を敬遠している層がいるとして、今回の取り組みがスタートした形。
既に広島県の呉市で実証実験を2024年10月にスタートしていましたが、正式なサービスとして導入されるのは、今回が初。
商品価格への上乗せは、日本独自
利用にあたっては、別途、配達料とサービス料が加算される訳ですが、これが店頭価格と同一になった問う感じで、確かに注文価格は下がる感じになる。
が、これでどこまで利益が出るのだろう…とも。
それは店舗側もですし、Wolt側も。
確かにフードデリバリーは割高と言うイメージが付いてしまっている感はあるけれど、値下げをするのであれば、その分、利用が増えなければならない。
でも、今さらそれだけの利用が増えるのかな?と言う気はします。
ただこうした販売価格への上乗せと言うのは、日本ならではの商慣行。
海外では確かに見ないモノ。
つまり海外だと通常価格での販売で利益が出ていると言うコトでもあります。
そう考えると、店舗側もWolt側も利益が出るのかな…とは。
ただやはりしわ寄せが来そうなのは、配達パートナー側。
最低基準額の報酬額は確保されるのでしょうが、そこから伸びると言うコトは、今後、期待薄と言う感じになりそうな雲行きですね。
逆に注文は増えたけれども低単価→配達パートナーは増えない→商品が届かないと言う連鎖にならないコトを願うばかりですけれど(それももちろん、考えてのサービス導入ではあるのでしょうが…)。

Woltが値引き合戦の口火を切るか
「Wolt」が強いのは地方の大都市。
なので、比較的、シェアが高い札幌から導入と言う感じなのでしょうが、これが3大都市圏まで広がってくるのかどうか。
もしそこまで広げられたら、ある意味、「Wolt」が1つの台風を起こす感じになるのかも知れませんね。
ただこうした動きを見せられるのも、フードデリバリー業態のプラットフォームが複数、あるからに他ならない。
これが2社ぐらいになってしまうと、こうした動きも鈍くなる訳で。
なので、健全な業界でいられるためにも、「Wolt」には頑張って欲しいなぁ…と。
ただ闇雲な値引き合戦になれば良いとも思わないですけれどもね。
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