日本でもウーバーイーツの配達の法的な立場が、議論に!

ウーバーの話題
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ウバかず

ども。
ウバかず(@UberSaitama)です!
埼玉西部のド僻地でウーバーイーツの配達をしています。

基本、超まったりな配達パートナーです。

自由に働きたい。
ただ保証も欲しい。
それも違う気はする。
ただ今のウーバー側の何も見えないスタイルも、どうよ?とは思うのは事実だけれど。

ユニオンの救済申し立てに対する審問

「ウーバーイーツ」の配達パートナーなどで結成されている労働組合の「ウーバーイーツユニオン」が、2021年3月、東京都労働委員会に対して、ウーバー側との団体交渉権を求めて申し立てを行っている件で、11月から審問が開始され、先日、ウーバーイーツ側の証人として、ウーバーイーツジャパンで日本のオペレーションを担っている統括責任者が、証言に立ち、その内容が少しだけ報道でも明らかになった。

今回のこの件については、あくまでも団体交渉権を求めていると言う話ですが、議論の中心になっているのは現状だと、配達パートナーの法律上の立ち位置。

ユニオン側は、労働組合法上の“労働者”として各種保証を求める交渉に応じるように訴えているが、ウーバーイーツ側は配達パートナーは、あくまでも個人事業主であるとして交渉を拒否している状態。

ウーバーイーツは、あくまでも“マッチング”の「プラットフォーム」に過ぎないと言うのが根本で、話は今のところ、平行線になっているように思うけれど、今回の申し立ての結論は、2022年のゴールデンウィーク近辺に出る見込みと言うコトで、まだちょっと先が長い話にはなりそう。

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拒否をしても干されるコトはナイ!

折しも、ヨーロッパでは欧州委員会に「ギグ・ワーカー」についての法案が提出間際になり、内容が公表されたばかり。

今回の結論が直ちに日本での「ギグ・ワーカー」の法的ポジションを決める話ではナイけれども、それでも流れができるのは事実だと思う。

そして、改めてウーバーイーツの実態も少し見えた感じがするのは、事実だったりはする。

例えば、今回、証人として立った統括責任者が提示された報酬が低いと言うコトであれば、

競合サービスを利用するか、他のコトをすればいい

と説明したと報道で出ている。
アプリ上での配達リクエスト拒否を連発すると、干されると言うのが通説になっているけれども、これについても、

キャンセル率が高い・低いは関係ない。マッチングサービスなので、時間帯やエリアを鑑みて、リクエストが贈られる設定になっている

と述べたとのコト。

これに対して、世間的には冷たい印象を持つのかも知れない。だけどね…

ウバかず
ウバかず

他のコトをすればいいー
実にその通りだとは思う(それがなかなか見当たらないのも事実だけれど)…

それが比較的自由なのが、ウーバーイーツの最大の魅力。
好きな時に働いて、好きな場所で働いて、休みたくなったら休んで…

仮に“労働者”となると、そう言う訳にも行かないのだから。

ウーバー公式|緑のウバッグ
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報酬の様々なファクターは謎なまま

で、新料金体系が導入されて以降、明示されていた配達料が見えなくなったコトで、一気に報酬がどうやって成り立っているのかが見えなくなった部分については、

基本料金・需給バランス・待ち時間・行先など、いろいろなファクターがあり、計算が複雑になっている。アプリの画面では、距離や時間、調整料金や推奨料金を見るコトはできる

とした。

まぁ、これについては若干、異論はあるけれどね。

ウバかず
ウバかず

だって、様々なファクターも何も、

オールスリコですから(笑)
誰でも計算できる話だわ…

ただスリコ(報酬額が一律で300円になっている状態のコト)については、スリコになったのが、フーデリとしては閑散期だったと言う時期的な特性もあるだろうし、そもそも配達パートナーがそこまで減っていないのも事実でしょうから、今スグに判断できる話でもないけれど。

どの社会においても発注額の内訳なんて公表はしないと思うのも事実。
でも、さすがにチャリで5km300円とかはナイように思う。

だけれども、結局のところ、それに納得した上で、拒否らずに受注する訳で、とりあえず納得した上で配達に行くんだろ?と言う気もするけれどね。

日本法人に権限はあるのか?

で、運営方針については、親会社に当たるアメリカのウーバー・テクノロジーズ社の方針に左右されると言うコトがはっきりしたと言うところも大きい様には思う。

アルゴリズムの変更の担当は、アメリカのグローバル製品チームが担当するモノであり、日本でのローカル単位で一般的な変更はできないと言う点。

いや、まぁ、そうでしょうね。
ウーバーイーツを支える根幹な訳ですから。
そこをローカルで変えて行くとなると、それこそ膨大なデータが必要になって来るとも思うし、人的ソースだって必要になるでしょうから。

ただそうなると、結局のところ、何も権限がないに等しいような日本法人と、幾ら団体交渉権を求めても、あまり意味がナイのでは?と言うのが、正直な感想だったりも。

1人1人のチカラは弱くても、団結するコトで意味が出てくると言う点では、団体交渉を否定する訳じゃない。
もちろん、今のユニオンが、ウーバーイーツの配達パートナーの総意か?と言われたらそうでもナイのは事実だと思うけれど、交渉をすると言うのは、何かを変えて行こうとするのであれば、必要なコトでもある。
今回の証人の証言で、今まであまり多くが語られてこなかったウーバーイーツの実情や考え方などが、改めて少し判明しただけでも大きい話だとも思いますし。

だけれど、結局、話す相手も権限をほとんど持っていないと言うのが分かった…と言うのが、ホントのところなのではないか。

ならホントに何かを求めて行くのであれば、会社側の対応を待つのではなく、欧州委員会や、配達パートナーは個人事業主だとしながらも、一定の保証をプラスしたカルフォルニア州のように、法的な部分を変えて行くしかないのでは?とも。
つまりは団体交渉権を求めていても仕方がないのでは?と言う感じ。

ただそれがウーバーイーツで働く魅力を削ぐコトにも繋がるし、自由と権利と義務のどれをウーバーイーツに求めるのか…と言う話だと思うけれど。

参考記事|
ウーバーイーツ責任者「あくまでプラットフォーム」を強調 都労委で明かされた実態(https://www.bengo4.com/c_5/n_13871/

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