ども。
ウバかず(@UberSaitama)です!
埼玉西部のド僻地でウーバーイーツの配達をしています。
基本、超まったりな配達パートナーです。
「明日こそ頑張る」
なんだかこの頃、そんな気分。
で、実際に頑張ったコトはないんだけれど。
やっぱり「ウーバーイーツ」の配達を、ちゃんと毎日稼働できる人って、体力の持ち主+体調の自己管理に優れていると言うコトに加えて、自己管理がしっかりできる人って感じがしますね。
売れる流れも読める人でしょうし、仮に別の仕事を雇われて行ったとしても、成功するようなタイプって気がします。
出前館がUber Japanの買収?
さて、8月18日の夜に突如として、テレビ東京の報道番組である「ワールドビジネスサテライト」において、「出前館によるUber Japanの買収」と言う報道が出ました。
一応、「出前館」側は即座に、「事実無根の報道であり、当社が公表したものではありません」とIRニュースを発表する事態に(出前館によるIRニュースはこちら(PDF))。
企業買収の際に、公式前にすっぱ抜かれると、“当社が公表したものではありません”と言うリリースが出されるのが、常なので、どこまでホントなのか…と思いたくもなりますが、働いている身からすれば、ひとまず、「出前館」さんのIRニュースを信じるしかないですが。
でも、別にあり得ない話ではナイ。
そう思う。
日本のフードデリバリー業態の中で、業界首位の「ウーバーイーツ」と2位の「出前館」。
それが組み合わさると、かなり力強くなるのは、誰でも分かるコト。
経営者だったなら、ライバルを飲み込んで、盤石な態勢に…と考えても、不自然でもないし、圧倒的な勝ち組になりますからね。
ライドシェア事業は、ソフトバンクの傘下
「ウーバーイーツ」は元々、シェアライド事業である「Uber」が祖業な訳ですが、この業界、世界的に見ても、ソフトバンクの支配下・強い影響下にある訳です。
まずアメリカの「Uber」。
そして「DoorDash」。
アジア地域は、東南アジアの「Grab」と中国の「DiDi」。さらにインドの「Ola」。
中南米エリアも「Rappi」へ出資しており、合計すると、世界のシェアライド事業の60~70%ぐらいは確保しているんじゃないか?ぐらいな勢い。
「出前館」は、元々、「LINE」の資本が入りつつも、独立してやってきましたが、今年に入って、「LINE」が300億円の出資を決定し、株式の過半数を超え(正確にはLINEが約35%・LINE+親会社ネイバーとのファンドが約25%)、LINEデリマと統合するコトになっていますが、その「LINE」は「Zホールディングス」と合併が決定済み。
で、この「Zホールディングズ」は、ソフトバンク傘下の持株会社。
つまりは、「LINE」と「Zホールディングス」の経営統合が行われると、「出前館」も「ウーバージャパン」もソフトバンクの支配下にあると言う話になります。
なんか壮大な話になって来たけれど、
結局、孫さんの手のひらで泳いでいると言う話ですかね…
決算的には、赤字が出ている出前館
ただ実際に、「LINE」から300億円の出資を受けて、キャッシュを手に入れた「出前館」ではありますが、直近の決算は、まだ赤字。
売上高はしっかりと伸びているのですが、拠点拡大と販促費の増加が大きく、年間配当も2019年の前期は期末配当が3円60銭あったのが、無配転落。
それに比べ、「ウーバージャパン」の決算は、こんな感じ。
項目 | 金額 | 対前年度比 |
純利益 | 3億3,659万4,476円 | 162.2% |
利益剰余金 | 5億4,140万9,189円 | 164.34% |
アメリカの「Uber」は赤字が出ていますが、日本法人は、しっかりと黒字決算を出せている訳ですよね(第8期決算公告より)。
わざわざ黒字会社が、赤字会社に買収されるかな?と言うのが、本音。
共に黒字が出ているのであれば、まだ分かるのですが。
しかも「出前館」としても、300億円が手に入り、ようやく追撃の準備が整った矢先なのに。
ま、孫さんの考えるコトは、凡人には理解できないコトも多いので、どうなるか…と言う感はありますが。
個人的には、まだまだ日本のフードデリバリー業態は、ようやく認知度が出て来たばかり。
もうしばらく切磋琢磨した方が、良いのでは?と言う感じはしますけれどもね…
そもそもスタイルは大きく異なる
そもそも「ウーバーイーツ」と「出前館」。
同じ“フードデリバリー”と言う業態にありますが、働く側からすれば、全く似ていないのが実情。
「ウーバーイーツ」は、自分の好きな時間に好きな場所で働けると言うのが、最大の特徴であり、個人事業主。
対して、「出前館」は、あくまでもアルバイトと言う体制。
一緒になったところで、この部分は、変えようがないかと思うので、あまり統合効果がナイように思えるんですけれどもね、根本が異なるので。
所詮、ブランドはそのままにせざるを得ないでしょうし。
「ウーバーイーツ」で働いている身からすれば、あえて利点を上げるとすれば、サポート力が増す可能性が高いと言う部分でしょうかね。
それでも、やっぱり販促費の部分では、大きく削減が出来るのは、経営側から見れば、魅力的なのかも知れないけれど。
やっぱりこのままでいて欲しい感じなのは、ボクだけなのかな。
何はともあれ、ひとまずは、「出前館」側が報道を公式に否定しているので、それを信じて邁進するしかないですけれどもね、庶民は。
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