ども。
ウバかず(@UberSaitama)です!
埼玉西部のド僻地でウーバーイーツの配達をしています。
基本、超まったりな配達パートナーです。
ちょっといつもとは毛色が違う記事ですが…
社会を支える仕事が底辺職?
「Uber Eats」、「出前館」…
今、フードデリバリーで働いている人って、どうしてこの仕事を選んでいるんでしょうね?
副業で時間が自分で選べて働きやすい。
他人との接点が少ないので、煩わしくない。
色々と理由は人それぞれにあるでしょうが、社会全体から見れば、そこまでリスペクトされている訳じゃない仕事のように思う。
いや、
コロナ全盛期は
ホントにリスペクトされていたと思うんですけれどもね…
ボクの住んでいる街がエリアになった時も、「エリアになったの!助かる!」と言われたりもしましたが、それも日常になり、配達パートナーの交通マナーなども問題視された結果、見る目はどんどん覚めた感じになっている気が…
底辺職ランキングが批判の的に!
で、新卒向けの就職情報サイトの1つ、「就活の教科書」が、「【底辺職とは?】底辺の仕事ランキング一覧」と言う記事を公開していて、それが職業差別を助長するとして批判を浴び、公開した記事は削除されると言うコトに。
この記事、公開されたのが、もう1年以上昔の話なんで、“今更、何故?”と言う気もしますが、ひとまずランキングに挙がった職種と言うのが、コチラの12の仕事。
・土木/建設作業員
・警備スタッフ
・工場作業員
・倉庫作業員
・コンビニ店員
・清掃スタッフ
・トラック運転手
・ゴミ収集スタッフ
・飲食店スタッフ
・介護士
・保育士
・コールセンタースタッフ
この記事の中でも、
何を底辺職だと思うのかは人それぞれ
一般的に底辺職と呼ばれている仕事は、社会を下から支えている仕事です。
そのような方がいるからこそ、今の自分があるのだと言うコトには気づきましょう
と冒頭には書かれていた模様ですが、それでいて“底辺職”と銘打って記事を書き、公開していたと言うのは理解できないし、配慮にも欠けるところ。
こう冒頭に書いておけば、批判をかわせるだろう…と思っていたのでは?とすら。
さらにこうした職種の特徴として、
- 肉体労働
- 誰にでもできる仕事
- 同じことの繰り返し
- 年収が低い
- 結婚のときに苦労する
- 体力を消耗する
と特徴を上げつつデメリットを記載。
確実にこれらの職種を貶める確信犯的な記事。
ウーバーなどの
フードデリバリーの仕事が入っていないのは、
そもそも“本職”だと
思われていないから
ランキング入りしなかったんですかね?
今の世論の風潮だと、いつランキングに入ってもおかしくはなさそうな気がしてならないんだけれど(因みに、ボク個人としては全くそう思ったコトはありませんけれどね)。
運営会社のミッションとリンクしないのでは?
運営会社の事業の方向性として、『「就活生に寄り添った情報を届ける」ことが弊社のミッションです』と謳っている。
企業発信の情報に惑わされると、自分らしい働き方や会社を選べなくなるため
だからこそ、就活生は自分で情報を取捨選択してほしいと思い人材育成を行なっています
就活生の目線に合わせた情報提供。
これ自体は、非常に有意義なコトだと思う。
でも、自分らしい働き方って、何だろうね…
それをどう具現化していたのだろう。
どうも他の記事や動画を見る限り、そうは思えず、高学歴・高収入・ホワイト企業…そんなキーワードが並んでいる気がしてならないけれど。
多様性が求められる時代なのに、そうした切り口が、“自分らしい働き方”に当てはまるんだろうか…と。
その働き方をどう定義しているのか…と言うのは、ちょっと知りたい感じも。
ってか、自分で情報を取捨選択…とか言っておきながら、こんな底辺職ランキングなんて記事をアップしたら、記事に書かれた職種は最初からスルーしますよね、学生は。
それは自分で情報を取捨選択…とは言わないような環境のようにも。
結局、人の目を惹く記事を公開すると言うコトに力点が置かれているんだろうな…と。
ってか、ホントにそのミッションを遂行しようとしたら、そもそもランキング形式の記事なんて書けないと思うんだけれどね。
SEO対策の弊害かしら。
エッセンシャル・ワーカーの評価
今の日本で、職業差別は許されるモノじゃない。
でも実際には、目に見えない・コトバにはされない形で残っているとは思う。
昔だって“3K”と呼ばれていましたしね。
で、結局のところ、エッセンシャル・ワーカーが評価されない。
それに尽きると言うコトだと。
働き方改革だ~!とか、多様性だ~!とか、世間では言ってますが、結局のところ、社会を下から支えている仕事は、なかなか評価されない。
エッセンシャル・ワーカー。
そう呼ばれる職種の中で、今回の底辺職ランキングから外れているのは、医療従事者・公務員・教員ぐらいでしょうか。
問題なのは、やはりエッセンシャル・ワーカーは、賃金が上がらないと言うコトなのだと思う。
サービス業なんて、未だに“お客さまは神さま”志向が強い日本。
いや、それはイイことだと思うんですよ。
ただそれはサービス業者が思えば良い話で、お客さま側が思うコトじゃない。
介護士なんかもこれからどんどん必要になって来る職種。
保育士だって、今の少子化社会では、貴重な職種。
物流業界なんて、今の日本を支えている職種。
それなのに、賃金が安め or なかなか上がらないのは、事実。
さらに待遇もそんなに良くないコトもあって、ほぼほぼ多くの業種で、人手不足。
それに伴って、1人に掛かって来る負担も大きくなって来ていますからね。
今回のランキングの根底も、その辺りにあると思うのですが、そうした切り口で就活者を導けなかったと言うのは、残念なところ。
意味のない仕事なんてナイ
代表取締役社長が、ご自身の就活の結果から創業した…と言う会社。
この記事はどなたが書かれたモノなのかは不明ですが、監修者は社長自身。
ただ外注だったのかな?と言う気もするけれど、どうなんでしょうね。
で、記事を削除したままで特に見解が公式では出ていない状態。
これが一番、アカンやつじゃない?と言う気もするけれど、個人的には、運営している「Synergy Career」の代表経歴で、思わず笑ってしまいました。
『国家資格キャリアコンサルタント』を取得予定
取得予定って…
経歴に書く?
それが許されるなら、何でも書けるやんっ!
え?
仮にも就活生向けの情報を提供している会社で、これ、アリ?
いや…
ナシやろ、どう考えても。
でも間違いなく言えるのは…
世の中に意味のない仕事なんて、ナイ。
意味のない仕事なんてないんだから、職種に上下なんてナイ。
それだけは間違いない。
それだけに早く火消しをするべきだと思うんだけれどな、代表からのコトバで。
ボク的にはちょっと偏っている内容かな?と思えても、就活者から見れば喉から手が出るぐらいに欲しい情報を提供している会社なのだから。
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