フードパンダ、日本事業売却を発表!約1年半で撤退へ!

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ウバかず

ども。
ウバかず(@UberSaitama)です!
埼玉西部のド僻地でウーバーイーツの配達をしています。

基本、超まったりな配達パートナーです。

もう年末だし、最後に何か記事を書いて年内はラストかなぁ…なんて思っていたのですが、飛び込んできましたね、大きな話題が。
さすが外資は動きが速いわ…

フードパンダ、日本事業売却!

フードデリバリーの「foodpanda」の親会社であるドイツの「Delivery Hero」が2021年12月22日、日本事業を2022年第1四半期を目途に売却するコトを発表しました。

A very similar situation has evolved in Japan, a market Delivery Hero entered in September 2020. In order to focus on other growth priorities within the group, Delivery Hero plans to divest its Japanese entity. The divestiture process will be kicked off in Q1 2022. During this upcoming transition period, it is Delivery Hero’s utmost priority to support all Heroes and express gratitude for the dedication they have shown in the last 1.5 years.

Delivery Hero scales down foodpanda Germany to a Berlin-based innovation hub and announces the planned divestiture of foodpanda Japan』より

今回の発表では、ドイツのフードパンダ事業を縮小。
そして、日本事業を売却すると言うのが、主な内容で、そのリソースを他の成長市場や新分野(特にクイックコマース)へとシフトすると言うモノ。

ドイツのフードパンダ事業は、ケルン・デュッセルドルフ・フランクフルト・ハンブルク・ミュンヘン・シュットゥッガルトを含め、撤退。
唯一、ベルリン中心部だけ事業を残すと言う大きな内容ですが、日本事業は売却なので、一部ですが残ったドイツとは異なり、完全撤退と言う形に。

「foodpanda」は、2020年9月に日本市場へと参入。
今年の4月には同業の「FOODNEKO」も買収して規模の拡大を図っていましたが、上陸から約1年半程度での撤退と言うコトになります。

現時点でのサービス開始都市は、

北海道…札幌
東北…仙台
関東…東京・川口・さいたま・船橋・千葉・川崎・横浜・宇都宮
中部・北陸…名古屋・静岡・浜松・岐阜・金沢
関西…大阪・堺・京都・神戸・姫路
中国・四国…岡山・広島・高松・松山
九州…福岡・北九州・大分・熊本・鹿児島

と、全国満遍なく広がっていた印象。
しかも「Uber Eats」も先日、ようやく「Uber Eats Market」の1号店を開業しましたが、「foodpanda」はこの分野でも日本では先行していた感じなので、日本事業の売却と言うのは、少々、意外感があるようにも思う。

先行してどんどん拡大はしたけれど、思ったよりも収益に結びつかなかったと言うコトなのだろうか…

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フードパンダ、撤退理由は?

撤退の理由の1つとして、ドイツではプレイヤー数の増加とライダーの不足が課題になっていて、それは日本も共通の課題として顕在化したとのコト。

新規のエリアでは「foodpanda」は時給保証もあり、比較的、ライダーからすれば参加しやすかったと思うし、「Uber Eats」にはない魅力だったと思うのですが、それが上手く乗れなかったと言う感じもしますね(もしくはエリアが軌道に乗ったら時給保証がなくなるので、それで離れたか?)。

だからと言って、闇雲に報酬額を上げると言う話でもないでしょうし。

ま、派手にCMを打ち、高額報酬を連発している出前館に流れた…と言うコトなのかな?と言うのもあるのかも知れないですけれど、規模を拡大させたけれど、あまり魅力的なマーケットじゃなかったと判断したと言うだけの話。

今でも配達員の確保と言うのは、至上命題になっている訳ですが、少子高齢化が進む日本では、今後、さらにそこがネックにはなるでしょうし。

で、これだけ短期間で攻めていたのに、スパッと撤退すると言う決断ができるのは、さすが…と言う感じがしてしまいますね。

カジュアルな防寒靴|足元からあったまろ~
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フーパン日本事業の売却先は?

で、これからどうなるのか?と言う話。
まず「foodpanda」としては撤退になる訳だけれども、“売却”とあるので、サービス自体は名前を変えて存続する可能性が大なのでしょう。
そして、今回の発表では売却先などは明示されませんでしたが、ある程度、目星があっての話なのかな?と言う感じも。

それならば、どこが買うのか…と言う話にはなる。

まず思いつくのは、先日、「Wolt」を買収したばかりの「DoorDash」。

今回の「Wolt」買収でかなりの資金をぶち込んでいる感はあるけれども、上場に成功した資金がまだまだあるから、あり得る話だろうけれど、日本事業だけとなると、あまり旨みはないだろうし、そもそも「DoorDash」+「Wolt」で日本事業も手厚くなっているので、なさそうな気がしますね。

となると、可能性がありそうなのは、「Just Eat Takeaway」。
ここならば「Delivery Hero」とも資本的に繋がりがありますしね。
一番、妥当な線の様に思えるところ。

その他の外資ならば、「Delivery Hero」とは繋がりがないですが、上場したばかりで手持ちの資金に余裕がありそうなインドの「Zomato」とか(単に個人的な希望ですけれど…)?
もしくは上場は大失敗に終わったけれども、イギリスの「デリバルー」なんかも資金的には行けるんだろうな…と。

既に日本でのサービスを展開している同業他社で見ると、最右翼になるのは、「DiDi」。
現時点で首都圏は未展開で、来年にも関東圏上陸が噂されているので、タイミング的にはアリなんでしょうが。

本来ならば、ここで「出前館」以外の展開が遅れている日系のフードデリバリーが名乗りを上げて欲しいところだけれど、KDDIが出資した後も「menu」は新展開がないし、期待はしなさそうが良さそうだよなぁ…

まぁ、何にせよ、また展開が出てきたら、このブログでも書いていきたいな…と。
で、確実なのは、あのピンクのパンダが日本で見れなくなる日が近い…と言うコトですね。

おじさんにはちょっと厳しめのピンクでしたが、若いイケメンが運んでいるのを見ると、かなりピタッとハマっていたし、女性的には運びやすい色ですし、広告なんかも嫌いじゃなかったので、ちょっと残念だなぁ…とも。

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